第21回日本ウォーキング学会鳥取大会 報告

大会テーマを『足元からの健康づくり~健康寿命の延伸のためのウォーキングの医療への
応用・展望・地域での取り組み・連携~』
とし、2016年10月に起きた鳥取中部地震からの
復興を願うと共に、ウォーキングの視点から足元からの健康づくりを考え、福が興る復興
(福興)祈念の大会として、大会実行委員会を組織し、NPO法人未来に協力頂き、口頭発
表15題、ポスター発表7題、会長指定講演、ランチョンセミナー2題、教育講演、基調講
演、会長講演、特別講演を企画及び運営した。
①大会実施日:平成29年10月14日(土)
②参加人数:一般県内参加者52人、一般県外参加者8人
学生県外参加者6人、学会関連参加者37人、外部講師6人
通訳者2人、スタッフ26人 合計137人
③開催場所:鳥取短期大学シグナスホール大講義室、アリーナ、A館食堂前ホール
〇会長指定講演 (11:30〜11:50) 座長 柳本 有二
「ウォーキングと温泉を活用した運動効果の検証」 
鳥取大学 医学部 社会医学講座 病態運動学分野 准教授 加藤 敏明 氏   
○諮問委員会(11:55〜13:15) 
○ランチョン セミナーⅠ(11:55〜12:35) 座長 岸田 寛昭
「ウォーキングとヘルスツーリズムによる地方創生」 神戸山手大学教授 西村 典芳 氏
○ランチョン セミナーⅡ(12:35〜13:15) 座長 加藤 敏明
「ウオーキングと靴」 ドイツ整形外科靴マイスター Luts Behle(ルッツ ベーレ)

○教育講演(13:20〜14:10) 座長 森 悟
「高齢者、いきいき歩く」  鳥取看護大学・鳥取短期大学理事長 山田修平 氏
○基調講演(14:15〜15:05) 座長 寄本 明
「歩きたい都市(街)!!ウォーキングテインメントで」 大韓ウオキーキング連盟理事長
 李康玉 氏 
○大会長 講演(15:10〜16:00) 座長 柳本 有二
「足元からの健康づくり」  まつだ小児科医院  院長 松田 隆 氏
○特別講演(16:05〜16:35)  座長 波多野 義郎
「ウォーキング立県とっとりから健康寿命延伸の取り組み」 鳥取県福祉保健部 部長 
藤井秀樹 氏
学会後の懇親会には49名の参加があり、寄本明学会長挨拶の後、平井伸治鳥取県知事来賓
祝辞を頂き、鏡開きも行って、国際色豊かに盛会であった。翌日には、湯梨浜町・ゆりは
ま天女おもてなしウォーク実行委員会主催の記念ウォーキング大会も開催され、6km「グ
ルメ満載!鬼嫁の道ウォーク」、12km「風光明媚!東郷湖1周ウォーク」に429名の参加が
あった。
平成28年10月21日に発生した鳥取中部地震の影響で元気が無くなり、家に籠りがちにな
り、不健康な状態になっていた県民に「ウォーキング」に関する専門家による各種講演や
セミナー及びウォーキング立県の取り組み等を情報発信したことにより、地震復興からの
元気ある地域づくり、また健康づくりの大切さを感じていただくことができたと同時に、
復興への足掛かりに寄与したと考えられる。また、学会関連の県外参加者にも、鳥取県中
部の地震復興からの元気ある取り組みを全国に発信することができた。

文責 松田隆(まつだ小児科医院)